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テオドルス・ファン・ゴッホ(CV:諏訪部順一)

モンマルトル通り19番街にある一流画廊「グーピル商会」の支店長。顧客の好みや習慣を記憶しており、時にはその行動を先読みし、「ソルシエ(魔法使い)のようだ」と驚かれる。しかし、パリ画壇界の一流芸術よりも、売れない若手の斬新な芸術を好み、それを広めようとする行動が、パリアカデミーから非難されている。兄フィンセントの絵は人の人生を変える才能があり、100年愛される画家になると確信しているが、一方で愛憎入り交じった複雑な感情を抱く。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ(CV:浜田賢二)

テオドルスの兄。放浪の旅を続けながら無名の画家として生きている。弟とは性格が真逆で、ぼんやりとしておおらか。しかし、その絵の才能は、一流画商の弟が誰よりも認めるものである。出世には無頓着で、絵を描くことだけが幸せと感じる天才肌。人が生きていると感じる瞬間をキャンパスに描くことが何より好き。その一方で、子供の頃から誰にも愛されてこなかったと感じている。幼少時代から父や母に叱られるのを恐れ、テオのようにヤンチャな行動ができなかった。

 

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、他(CV:内田雄馬)

パリの芸術界に革命を起こしたいと思っている売れない若手画家。一流画商に務めているテオドルスのことが初めは気に食わないが、テオドルスと話していくうちに、パリの芸術界への想いが一致していく。テオドルス発案の展覧会を開くため奔走するが、ジェロームに邪魔をされてしまう。それでも芯を強く持つテオドルスや、兄のフィンセントを信じるようになる。
 
 
本部長 |「グーピル商会」本部の本部長。自由奔放なテオドルスの言動や行動全てが気に食わない。
 
マダム・ブールジーヌ |「グーピル商会」の顧客。
 
老婆 | パリの公園でフィンセントが出逢った老婆。帰ってくるはずのない40年前の恋人を待っている。
 
若手芸術家 | ジェロームに直談判しにいき、腕を折られる男。

 

 

ジャン・サントロ、他(CV:三木眞一郎)

フィンセントの死後、テオドルスに雇われた、しがない戯曲家。凡庸であったフィンセントの人生を劇的に書き直すようテオドルスに命じられ、初めは半信半疑であったものの、フィンセントの描いた絵に心を奪われ、シナリオを完成させる。テオドルスの心に眠る真実と、一つの謎を追っている。
 
 
マルクス |「グーピル商会」で働く画商。テオドルスの部下。奇抜なテオドルスの行動にいつも振り回されているが、テオの眼力はまるで魔法のようだと尊敬している。
 
ジェローム | パリの画壇界では知らないものがいない権威的一流画家。品格こそ芸術の全てだと信じ、それを壊そうとする人間には容赦なく部下の手を使い、暴力も振るう。
 
| フィンセントとテオの母親。厳しい性格。のろまなフィンセントより、テオドルスのことをかわいがっている。